中国外交部の秦剛報道官は8日の定例記者会見で、来日中の胡錦濤国家主席が講演のため早稲田大学を訪れた際、チベット問題での抗議に遭遇したことに関して、一握りの者による騒音で日中関係の前進が妨げられることなないと述べた。
秦報道官は、「チベットなどの問題で、日本政府の態度は明確で一貫している。日本政府と人民は、中国政府と人民が国家主権と領土を守ろうとする決意と努力を支持している」、「今後も引き続き、理解と支持をしてくれると信じている」と述べた。
更に秦報道官は、「一握りの者による騒音で、中日関係の発展・前進の道と、両国人民の友好の時代の潮流が阻止されることはない」とした上で、「どれだけ(騒音の)デシベルが大きくとも我々は彼らに対し、チベットは中華人民共和国の領土から切り離せない一部分であり、チベットの歴史の進歩を押しとどめることは不可能だと言う」と述べた。
中国は5月4日に対話を行うなど、ダライ・ラマ14世側に対する姿勢は柔軟性を見せはじめたが、独立要求に対する厳しい非難は従来通り。また、これまで首脳の外遊先で抗議活動が発生した場合に不快感を示すことがあったが、今回は問題にしない態度を示した。(編集担当:如月隼人)
中国情報局
、【上海=戸田敬久】上海市公安局は5日、同日午前9時ごろに同市楊浦区で路線バスが炎上、3人が死亡し、12人が負傷したと発表した。原因は調査中。上海の路線バスは今年3月に3件、昨年7月にも2件の炎上事故を起こしている。
上海の日本総領事館は、「現時点(午前11時半ごろ)で死傷者に日本人が含まれていないことを確認した」という。 (15:25)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/
20080505AT2M0500I05052008.html
中国の胡錦濤国家主席来日を6日に控え、毎日新聞が1、2日の両日に実施した全国世論調査(電話)で、日本の中国に対する姿勢を変える必要があるか聞いたところ「今よりも厳しく臨むべきだ」とする回答が51%で最も多い結果となった。「今より友好的に臨むべきだ」は26%、「今のままでよい」は17%。無回答は6%だった。
中国政府は4日、チベット問題でダライ・ラマ14世側と非公式の対話を始めたが、「内政問題であって人権問題ではない」との立場は依然変えていない。ギョーザ事件についても、毒物混入の経緯で日中の捜査当局の見解が食い違っている。 関心が高いテーマで、中国政府の対応がいずれもかたくななままと受けとられていることが影響しているとみられる。こうした世論を踏まえ、福田首相が7日の首脳会談にどう臨むか注目される。 対中姿勢に関しては、福田内閣を支持する人でも「厳しく」が53%で、「友好的に」の26%や「今のまま」の17%を大きく引き離した。支持政党別では、「厳しく」としたのが自民支持層で48%、民主支持層で52%だったのに対し、公明支持層では36%。反対に「友好的に」としたのは自民支持層27%、民主支持層29%に対し、公明支持層は38%で上回った。 年齢別では「厳しく」が20代は37%なのに対し、30代は50%、40、50代はいずれも54%、60代は58%だった。【須藤孝】 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080504-00000051-mai-pol |
写真 多くの中国人留学生らの振る赤い国旗で埋め尽かされた沿道の中を走る萩本欽一=2008年4月26日午前8時47分、長野市のJR長野駅前(大井田裕撮影)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080504/plc0805042153007-n1.htm